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ブックレビュー【アルゴリズム フェアネス】公平で自由な世界へ

アルゴリズム フェアネス

こんにちは。バリ島よりMARYです。

今日は読んだ本「アルゴリズム フェアネス もっと自由に生きるために、ぼくたちが知るべきこと」(2020年1月刊行)の紹介です。

MARY
MARY

「アルゴリズム」?「フェアネス」??難しそう!と感じるかもしれませんが、最先端の技術について知らない方でも読みやすい良書です。

こんな方におすすめの本です
  • これからの世の中の進む方向をざっくりと知りたい人
  • 最先端技術にはどんな可能性があるのかを知りたい人
  • AIに支配されてしまうんじゃないかと不安な人

表紙に「仮想通貨リブラ、GDPR、中国の信用スコアまで、最先端の潮流をつなげて未来の世界を読み解く」と最先端技術の名前が連なってますが、知らなくても大丈夫です。

それらの最新技術がこれからの世の中をどういう方向に変えていくのか、という全体像を分かりやすく説明してくれています。

アルゴリズム フェアネスとは

「アルゴリズム」を辞書でひくと「ある特定の問題を解いたり、課題を解決したりするための計算手順や処理手順のこと」とあります。

例えば今日のランチにどこに行こうかと、Googleで検索したとします。それまでのあなたの検索履歴や、現在地、お店の開店時間や評価などの複数の情報の中からあなたにおすすめのレストランを選ぶ計算式が「アルゴリズム」になります。

「フェアネス」とは「公平さ」という意味です。

「アルゴリズム フェアネス」という言葉については本書の序章で詳しく説明があります。

これからの世の中が進む方向

今までは「国」が頂点にたち(権力をもち)、そこに住んでいる「国民」に対して義務・保障をする「中央集権体制」でした。

これからはインターネットの普及に伴い、「国」が絶対の権力をもつ世界ではなくなっていきます。頂点の権力は少し薄れ、これからはひとりひとりがお互いを監視・守りあう存在となる「自立分散型」の世界になっていくと書いてあります。

もちろん「国」がなくなるわけでなく、国だけに頼らずにより所となるものが増え、私たちの選択が増える、ということですね。ただし、選択肢が増えるということは、ひとりひとりの責任も増えていきますね。

AIに支配されるのか、自由になるのか

AI(Artificial Intelligence)「エー・アイ」とは「人工知能」のことで、アルゴリズム(計算)によってはじき出された、膨大なデータを分析し、パターンをみつけ、自ら答えを推測できるようになる、自ら学習をして賢くなれるコンピューターのことです。

AIが発展していくと、人間は自分で考えることをやめてしまい、いつしかロボットに支配されてしまう、SF映画で見るような世の中になってしまうんじゃないか?と恐れ、AIを否定的な見方をする方もいます。

本書ではAIは恐ろしいものではなく、人間の可能性を広げ、より自由な人生を送るためのものだと説いています。世界の人がフェアに人生を自由に楽しめる、そんな世の中が訪れるならAIも悪くはないな、そう思わせてくれます。

著者のプロフィール

著者は尾原 和啓(おばら かずひろ)さん。

1970年生まれの尾原和啓さんはマッキンゼー、NTTドコモ、リクルート、Google、楽天などの名だたるビックカンパニーの職を経て、現在はIT批評家として活躍されています。

著書も他にもあります。

2018年Amazon Kindleで最もダウンロードされ、中国・韓国・台湾で翻訳された「モチベーション革命」。Audible版もあります。

2014・2015年連続Top10のロングセラー(2014年7位、2015年8位)、韓国・中国で翻訳された「ITビジネスの原理」。Kindle Unlimited読み放題対象です。(2021年8月20日現在)

Kindleビジネス書1位、有名書店総合1位のベストセラー「ザ・プラットフォーム」。こちらもKindle Unlimited読み放題対象です。(2021年8月20日現在)

なんと、バリ島をベースにされていたということですが、残念ながらお名前をお聞きしたことはありません。

本の概要(Amazonより)

「デジタルはすでに『哲学』の一領域です。本書でぜひ『リベラルアーツ』としてのデジタルを学んでください」
山口 周氏推薦!

本書は、「ぼくたちがもっと自由に生きるにはどうすべきか」を考え抜くために書かれました。

かつて自由とは、所属する国家との関係性によって得られるものでした。

しかし、GAFAの権力が社会保障からベーシックインカムまでを担うかという、前代未聞の時代が来ようとしています。

そこでぼくたちの人生は、アルゴリズムに支配されるのか? それをもっと自由に生きるための「武器」にできるのか?

人類が直面するこの難問の答えは、「アルゴリズム フェアネス」という言葉のなかにあります。

本書で尾原氏は、AIがもたらす圧倒的に自由な世界を描きつつ、仮想通貨リブラ、GDPR、信用スコアなど最先端の潮流、そして「分散」に向かうインターネットの本質も踏まえ、そこでぼくたちの自由を増やすにはどうするか? そのために何ができるか? ということを、「アルゴリズム フェアネス」という言葉を補助線に読み解いていきます。

iモード、リクルート、楽天執行役員として日本のブラットフォームを、グーグルで世界のアルゴリズムを知り尽くした人間だからこそ書けた、渾身の一作。

断片的な情報と情報とがつながり、読後には目の前の世界がまったく違って見えてくる、まさに「『リベラルアーツ』としてのデジタル」の誕生です。

【目次】
序章 「アルゴリズム フェアネス」とは何か
第1章 AIが生み出すワクワクする新世界
第2章 国家を超えるプラットフォームの権力
第3章 「国というアルゴリズム」が選べる時代
第4章 ブロックチェーンと究極のフェアネス
第5章 自由を増やす「ハンマー」を手にしよう

Amazonより

これからの世の中の動きをざっくりと知りたい方におすすめ

最先端技術の詳しい説明を聞きたい方には、物足りない内容だと思います。こんな技術があって、世の中はこういう方向に変わっていっているんだという、全体像を知りたい方におすすめです。

こんな方におすすめの本です
  • これからの世の中の進む方向をざっくりと知りたい人
  • 最先端技術にはどんな可能性があるのかを知りたい人
  • AIに支配されてしまうんじゃないかと不安な人

 

MARY
MARY

分かりやすくて、AIやブロックチェーンなど新しい技術が、どう世界を変えていくか、ワクワクできる未来を想像できる本ですよ!

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