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読んだ本の感想【サードドア―精神的資産のふやし方】|サードドアの意味とは?普通の人が成功する3番目のドア

読んだ本の感想【サードドア―精神的資産のふやし方】|サードドアの意味とは?普通の人が成功する3番目のドア

今回ご紹介するのは、アメリカでベストセラーになり、世界18カ国で翻訳・出版されている『サードドアー精神的資産のふやし方です。

こんな方におすすめの本です
  • 自分にできることは何なんだろう…と自信のない方
  • 何かをしたいけど、何をすればいいのか分からない方
  • やってみたいことはあるけれど、1歩を踏み出せずにいる方
  • サクセスストーリーの本当の始まり部分を知りたい方
  • 進路に悩む高校生・大学生にはぜひ読んでほしい!

タイトルの「サードドア」とは

本のタイトル「サードドア―精神的資産のふやし方」の「サードドア」って何?と思いますよね?

読んだ本の感想【サードドア―精神的資産のふやし方】|サードドアの意味とは?普通の人が成功する3番目のドア

人生、ビジネス、成功。どれもナイトクラブみたいなものだ。常に3つのドアがある。ファーストドア。99%の人が並ぶ正面入り口。セカンドドア。選ばれた人だけが利用できる入り口。普通に生きていたら、この2つのドアしかないような気分になる。

でも、裏道を駆け抜け、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に「サードドア」は必ずある。

「サードドア」東京経済新報社公式サイトより

人生をナイトクラブに例えた時、セカンドドア(2番目のドア)はVIP対象。成功者やセレブだけ入れます。なので「何者でもない」普通の人はファーストドア(1番目のドア)の長い行列に並び、ひたすら順番が来るのを待っています。もしかしたら定員いっぱいで入れない可能性もあります。

だけど、普通の人でも気づけば「サードドア」(3番目のドア)があってそこから入れるかもしれない。そんな話が著者の実話に基づいて進んでいきます。

「サードドア」はビジネス書ではない!?

ビジネス書と思い読み始めましたが、読み進めると「ビジネス書とはちょっと違う…」と違和感を感じました。Amazonでのカテゴリーは「ビジネス」ではなく「エッセー・随筆」になっていて納得。

ビジネス書と言えば「成功するためにはコレをしましょう!」「コレをしたら失敗しますよ!」と言ったことが分かりやすく明記されています。ですが「サードドア」はそう言った明確な「答え」は書かれていません

ビジネス書というよりは、まだ何者でもないごくごく普通の18歳の大学生が26歳で全米ベストセラーの本を刊行するまでになる「サクセスストーリー」、要は体験談が記されている本なのです。

「サードドア」は単なる体験談なのか!?

読んだ本の感想【サードドア―精神的資産のふやし方】|サードドアの意味とは?普通の人が成功する3番目のドア

この本の口コミ評価を読むと「ただひたすら、成功した18歳の大学生の体験談が書かれている」と言ったような評価をチラチラと見かけます。確かに読んでいる途中に私もそう思った時もありました。

ですが、その体験談の中に「サードドア」へと続く答えがちりばめられています。サラリと読んでしまうとよくあるサクセスストーリーという印象になってしまいますが、もう1度読み返してみると、その「答え」が分かる…とまで言うのは恐れ多いですが、ポイントが見えてきた気がします。

その「答え」に気づければ「サードドア」に気づけるのかも

読んだ本の感想【サードドア―精神的資産のふやし方】|サードドアの意味とは?普通の人が成功する3番目のドア

今の時代、インターネットを検索したらすぐに答えがでてきますよね。一直線に答えに直結するものを求めてしまう時代とも言えます。明確な「答え」をすぐにでも知りたい方には「サードドア」のストーリーは少し遠回りで退屈な話に感じてしまうかもしれません。ですが、ストーリーの中から自分で答えを探り出していくこと、気づけること、が大切なんだと思います。

  • どうやってミッションを見つけられたのか?
  • その費用を集める為にした、他の人とは違うことはどうやって思いついたのか?
  • どうやってメンター(良い指導者)と出会えたのか?
  • どうやって縁もゆかりもなかったビル・ゲイツをインタビューできたのか?

何度も言いますが、こうすれば成功する、ああやったら失敗する、と言った「答え」は明確には記されていません。とにかく何物でもない18歳の普通の大学生が自分のミッションをみつけ、それを実現するために前進していく。進んだ!と思ったらまた戻る。行きつ戻りつしながら泥臭くぬかるんだ道を進んでいくストーリーです。

自分の決めた「ミッションの成功」は運だけではなく、状況の分析、人脈あるゆることが重なって近づいていくもの。その中でも何よりも必要なのは「行動」。行動なくしてはゼロのまま。そんなことを強く感じさせてくれる本です。

主人公(著者)アレックスと同じ18歳前後の、将来にぼんやりとした不安や悩みを感じている学生の人たちには特におすすめしたい本です。手元においておいて、ふとした時に何度でも読み返してほしいと思える本です。

著者:アレックス・バナヤンのプロフィール

アレックス・バナヤン(Alex Banayan)

1992年8月10日(現在31歳)、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。

ごくごく普通の大学1年生だったアレックスは期末試験の前日、世界で屈指の成功者たちから「自分らしい人生の始め方」を学ぼうというミッションを現実にするために動き出す。

インタビューを集めた著名人は…

  • スティーヴン・スピルバーグ(アカデミー賞受賞映画監督)
  • ビル・ゲイツ(マイクロソフト社創設者)
  • ラリー・キング(世界最高のインタビュアー)
  • スティーヴ・ウォズニアック(アップル共同創業者)
  • ピッドブル(世界的な著名ミュージシャン)
  • ジェシカ・アルバ(女優・起業家)
  • マヤ・アンジェロウ(詩人、歌手、公民権運動家)
  • クインシー・ジョーンズ(伝説のプロデューサー)
  • レディー・ガガ(グラミー賞受賞ミュージシャン)

などのビッグネームたち。

19歳のとき、シリコンバレー史上最年少のベンチャー投資家として投資会社アルソップ・ルイ・パートナーズに参加。また、アメリカの大手出版社クラウン・ブリッシャーズの80年の歴史の中で、同社と契約した最年少の作家となる。

2012年『フォーブス』誌が世界で活躍する30歳未満の起業家やアーティストなどを選ぶ「30歳未満の30人」の選出される。

2015年には『ビジネス・インサイダー』誌が選ぶ「30歳未満の最高にパワフルな人物」に選出される。同年に選出された著名人に、アリアナ・グランデ、エマ・ワトソン、マララ・ユスフザイ、テイラー・スウィフトなどがいる。

今回の「The Third Door」は、2018年6月の刊行後アメリカでベストセラーとなり、「フォーブス」誌で「2018年に読むべきキャリア本トップ5」として紹介された。日本ではその1年2か月後の2019年8月に東洋経済新報社より刊行。

本のあらすじ

あなたはどうやってキャリアを踏み出したのか――」
18歳の大学生が、ビル・ゲイツ、レディー・ガガ、スピルバーグなど、
米国各界の著名人に次々と突撃インタビュー!

いつだって、そこにある「成功への抜け道」
何者でもない自分の、何者かになる物語。

★セレブ珠玉の名言が満載! 20歳のときに知っておきたい「連敗の必勝法」
★自分の小さな殻を破りたい人のための、「第1歩の踏み出し方」

ビル・ゲイツ、マヤ・アンジェロウ、スティーブ・ウォズニアック、
ジェシカ・アルバ、クインシー・ジョーンズ、
ジェーン・グドール、ラリー・キングなど、そうそうたる面々にインタビューをした著者は、
彼らの人生の始まりには、共通のカギがあることに気づく。

彼らはみな、サードドアをくぐりぬけて成功を収めたのだ。

【サードドアとは】
人生、ビジネス、成功。

どれもナイトクラブみたいなものだ。
つねに3つの入り口が用意されている。

ファーストドア:
正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか
気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。

セカンドドア:
VIP専用入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが
利用できる。

それから、いつだってそこにあるのに、
誰も教えてくれないドアがある。
サードドアだ。

行列から飛び出し、裏道を駆け抜け、何百回もノックして
窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に─―
必ずある。

ビル・ゲイツが初めてソフトウェアを販売できたのも、
スティーヴン・スピルバーグがハリウッドで
史上最年少の監督になれたのも、……みんな、
サードドアをこじ開けたからなんだ。


Amazon公式サイトより

まとめ

松下幸之助さんの名言の「失敗とは成功する前に止めること。成功するまで続ければ必ず成功する」を体現した本です。

ぜひお時間があれば読んでみてくださいね。

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