もう認知症は他人事ではない時代「ボクはやっと認知症のことがわかった」【おすすめ本】 – アジアン ライフ

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もう認知症は他人事ではない時代「ボクはやっと認知症のことがわかった」【おすすめ本】

投稿日:2020/05/23

今回は「認知症」に関連する本を紹介します。

ボクはやっと認知症のことがわかった

私の両親は75歳と70歳。離れて住んでいるので、会える時は大抵半年ぶりだったりします。毎週会っていれば気づかないですが、久しぶりに会う両親は会う度に、年をとったな…と実感します。

もし親が生活をするのに介護が必要になったら?認知症になったら??海外に住んでいる私はどうするべきか、と再会する度に考えています。私にとっては「介護」と「認知症」はもう他人事ではない時期にきています。

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ボクはやっと認知症のことがわかった

著書、長谷川和夫さんは認知症の専門医です。認知症会の長嶋茂雄と呼ばれるほど、その世界では知らない人はいない第一人者。そして3年前(2017年)、88歳の時に自らも認知症だと発表しました。(この本は2019年12月初版発行)

副題が「自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」です。

本を読む前の認知症についてのイメージ

私の2人の祖母は共に認知症になりました。(既に他界しています。)そして今は主人の父方の祖母が101歳を迎え、義父母たちは認知症を伴った祖母の介護をしています。

既に他界している私の父方の祖母は、私が大学生のころに脳梗塞で倒れ、そこから約10年ほど同居していました。(その後は介護施設に入居しました。)私は徐々に認知症が進んでいく祖母とその介護をする母の様子を直に見ていました。

祖母の認知症は進むにつれ、子供に戻っていくかのように感情がそのままストレートに出てくるようになりました。同じことを言われても、時には素直に受け入れ、時には怒ったり。認知症になると、理性の抑制がまず最初に薄れていき、その人の本質の部分が出てくると聞いたことがあります。だんだん子供に戻るんだね、と母はよく言っていました。

医療が発達し、平均寿命はどんどん延びています。体は医療のお陰で生かされていても、脳に関しては80年も90年も生きることに対応がしきれていないような気がしています。ということは私の両親も、そして自分自身も「認知症」を避けて通ることは難しい時代にきているのでしょう。

認知症とはなんなんだろうか。祖母は周りで起こっていたことをどれくらい理解できていたのだろうか。認知症の方の気持ちが知りたい。そう思いこの本を手にとりました。

心に残った長谷川さんの3つの言葉

この本の中で私がとにかく心に響いたのは、自分が認知症になった事を自覚をされてからの長谷川さんから発せられる言葉です。

何かを決めるときに、ボクたち抜きに物事を決めないでほしい。ボクたちを置いてきぼりにしないでほしいと思います。

我々は病気や障害などに目を奪われがちになりますが、あくまで、まず人ありき、ということなんです。

(本書より引用)

これは認知症だけではなく、その他の病気や障害、そして子育てにおいても言えることですね。

認知症が進行すると会話のキャッチボールがうまくできなくなってしまい、どうしても同じ目線で関わることが難しくなってしまいます。いつからか、自分が相手よりも上になってしまい「はい、こうしてくださいね!」と押し付けてしまう、あしらってしまう。

どちらが上でどちらが下、そんなことはなく、皆、同じ目線で。今すぐにでも子供たちや主人、家族、友達に対して留意していきたいです。

あと、もう1か所。

認知症は脳の恐ろしい病気だという疾患中心の見方を「オールドカルチャー」と呼び(…省略…)

認知症はケアの質により大きく変わるとする見方を「ニューカルチャー」と呼びました。

母方の祖母は足を骨折し、入院している間に認知症がかなりの速さで進んだ記憶があります。周りで関わる人たちのケアによっては認知症の進行を遅らせることができることもある、それも心に留めておこうと思いました。

生きているうちが花

直接的に介護に関わってはいないけれど、介護の大変さは見てきました。子育てと相通じるものがある気もしますが、根本的には成長していく喜びを感じる子育てと、自分の親が少しずつ、できることが少なくなっていくのを見守らなければいけない介護との心理的な違いは大きいですよね。

認知症の第一人者であった著者だったからこそ、自分に起こっている変化を受け入れ、そしてそれを未来に繋げていく。長谷川さんの言葉はわかりやすく、そしてとても綺麗なので心にストンと入り込んできます。

認知症は自分の親、そしていつかは自分自身も直面することだと心に留めて、今をありがたく生きていこう。

そして先延ばしにせず、やりたいことを「今」しよう。「明日」はどうなっているのか分からないのだから。

いま、心がけているのは、明日やれることは今日手をつけるということ

(本書より引用)

認知症になり、91歳になった今でも、長谷川さんは自分の夢を叶えるために活動をしています。

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