はるばるミリッサまで来たのは、世界一大きな動物、シロナガスクジラ(Blue Whale)に会うためです。
シロナガスクジラとは
地球で1番大きな動物と言われているシロナガスクジラ。現在だけではなく、今までに地球上に存在したどの動物よりも大きいとも言われています。恐竜よりも大きいと言われているんです。記録では体調34mの個体が確認されているそうです。
ホエールウォッチングなどの他の鯨を見られる所はたくさんありますが、このシロナガスクジラを見られる所は世界でも限られているのではないでしょうか。
早朝の出発
朝の5時45分にゲストハウスにお迎えが来るというので夜も明けない内から起きだし、準備をしました。
トゥクトゥクのおじさんが迎えに来てくれましたが、なんとゲストハウスの門がしっかりと施錠してあって出られず…。結局オーナーさんが来て開けてくれてから近くの港まで移動。港に入る手前で、今回お願いした会社のスタッフが待っていて、「保安の人に何か聞かれたら、釣りに行く、と言いなさい」と言われました。
え?それって大丈夫??と思いながら、何も聞かれなかったので、とにかく出発!
釣りをしながら沖へ...
シロナガスクジラが見られるスポットはかなり沖合になるので、それまでは6歳の長男のリクエストで釣りをしながら進みます。釣り竿を垂らしながらスピードボートを進ませるとすぐに…
どどーんと大きなマグロが3匹。
長男の背ほどもある魚が1匹。(名前を忘れました…)あっという間に釣れました。あまりの大きさにビビりまくっていた長男。少し引き気味でしたし、食べられる分しか釣らない主義の我が家はここで釣りは終了。後はひたすら、シロナガスクジラを目指して進みました。
シロナガスクジラ登場!
ひたすら大海原を進むだけでしたが、風を切って進むのが長男も1歳の長女も楽しかったらしく、大きな声で歌いながら進むこと約1時間半くらいでしょうか…。遠くに現れました!
遠くの方でかすかにシロナガスクジラが吹きあげる潮が見えます。
シロナガスクジラは呼吸をする為に水面にあがってきます。水面近くにいる時間は5~10分ほどだそうです。そして呼吸が終わるとまた海深くに潜っていき、数十分するとまた呼吸をしに水面にあがってきます。その水面にあがってきた瞬間を大海原から見つけ出し、ボートを走らせ出来るだけ近くに寄っていく…それがホエールウォッチングなんですね。
1,2回だけ、大分近くにシロナガスクジラを見ることが出来ました。
シロナガスクジラと一緒に泳ぎたい!
が、そうなんです。今回の主人の目的は見るだけではない、シロナガスクジラと一緒にシュノーケリング!なんです。
インスタグラムで鯨と一緒にシュノーケリングをしている様子を見た主人。スリランカでシロナガスクジラと一緒に泳げるのではないか?と思い検索して見つけた今回の会社。事前予約のメールのやり取りでは
「私たちはミリッサで唯一、鯨とシュノーケリングを出来る許可を持っている会社です」
なんて言っていたので申し込んだのですが、前夜にミリッサに着いてオフィスを訪れた時に…
主人「鯨とシュノーケリングをする場合の注意点はありますか?」
スタッフ「特にないよ」
主人「誰か一緒に入ってくれるの?」
スタッフ「入らないよ」
このやり取りに一抹の不安を抱えていた主人。でもその為にここまで来たし、その為にプライベートボートにしたし…という事でチャレンジしたのですが…。
遠くの水面に現れたシロナガスクジラめがけ、そんなに早くないスピードボートで一生懸命近づく
↓
ボートのスピードが遅いから、近くに寄る前に海中に潜ってしまう…。
というのを何回も繰り返し、最後の方ではまだ距離があるのに「今だ!飛び込め!!」と言われ、一緒に泳ぎたいがために2回ほど飛び込んでいた主人。
あまりにも無謀な挑戦。全く近づけず、シロナガスクジラは海中へと消えていきました…。
翌日、ドライバーさんの知り合いのホエールウォッチングをしている別の会社の友だちに聞いたら…
「スリランカ政府は鯨と一緒に泳ぐことは許可していないよ。だからそんなライセンスは取れないよ」
…まんまと騙された感がありますね。港の入り口で、「保安の人に何か聞かれたら、釣りに行く、と言いなさい」って言われたのを思い出しました。
現場を見ていて、やっぱり一緒に泳ぐなんて無謀すぎると思いました。万が一、近くに寄れたとして、海中に潜る鯨に巻き込まれてしまったらどうするんだろう…と後から怖くなりました。
でも主人はもう1回リベンジをしたかったようです(笑)
スリランカでマグロの刺身!
気を取り直し、釣った魚をお昼ご飯に頂くため、ドライバーさんに教えてもらったFUJISAN RESTAURANTへ。前夜にも行きましたが、日本で働いたことのあるスリランカ人の方のレストランでとっても美味しかったんです。釣ったマグロの半身は…
お刺身に!スリランカでお刺身を食べるなんて思ってもいませんでした。
半身は焼いてもらって。やっぱりちょっと固かったかな。お刺身が絶品でした。
お料理はどれも美味しく、ビーチも目の前、接客もいいのでお勧めです。
早起きして、更にボートの上に5時間半いたので、まだお昼過ぎなのにもう一仕事終わった感じです。FUJISAN Restaurantを出て右に行けば泊まっているゲストハウス。
まだ帰るには惜しいので、トゥクトゥクをつかまえ、左へ行ってみることにしました。