ランカウイ島に引っ越してすぐに長女を授かり、妊娠初期はランカウイで過ごし、妊娠19~23週の時に一度日本へ戻りました。
マレーシア入国制限のかかるギリギリ、23週の時にまたランカウイへ戻ってきたその後です。
公営のクリニックへ転院
日本から戻ってきてからは健診の病院を公営のクリニックへ変更しました。
住んでいるエリアによって決められたクリニックへ行きます。
私はクアに住んでいたのでKlinik Kesihatan Kuahに通いました。
それというのも、友人からランカウイの公営のクリニックに通うと…
1.妊婦健診がタダ
2.妊娠中に何か事故や病気などにあった時に、公営のクリニックで健診をしていないとランカウイホスピタルで処置をしてもらえないこともある(らしい)
3.妊婦健診を受けていれば産後、乳児の予防接種がタダで受けられる
という情報を聞いたから。
実際は私たちは日本人夫婦、つまり外国人なので1番はタダではありませんでした。
マレーシア国籍やマレーシアの方と結婚していると全て無料のようです。
毎月の採血健診やドクターとの診察、薬代(葉酸や鉄などのサプリメントも)全て無料。
外国籍の私でも1回27Rm(900円)で全て込み込みという格安料金でした。
日本よりも進んだ保障ですね。
2番はPrivateクリニックに通っている時に重大なことが起きなかったので本当のところは不明。
でも一度だけ、胎動が弱くなった気がして心配になり夜の8時にランカウイホスピタルに駆け込んだことがあります。
その時も公営のクリニックで記載された日本でいう母子手帳などを参考にしていたので、もしかかっていなかったら色々面倒だったかもしれません。(しかもその時の診察は無料でした)
3番も出産後、ランカウイにいる主人に聞いてもらったら、外国籍の人は安いでしょうが費用はかかると思う、と言われたそうです。
予防接種に関しては、クリニックに確認したら日本とマレーシアで接種時期や回数が微妙に違っていたので、全て日本で接種しようと考えています。
意外!?細かくチェックされる健診
そんなこんなでクリニックを変更したんですが、ほんの2か月の間に8回くらい、要は週1でなにかしらクリニックに行っていた気がします。
日本だとこの時期は2週間に1回の健診で、同じ日に助産師さんと医師との診断があります。
ランカウイではまず、助産師さんと医師の診断の日が別々に設定されていました。
更に私は血糖値でひっかかってしまったので「ハイリスク」な妊婦扱い。
指定された日には血糖値を測る為に1日に4回行かなくてはいけないことも…。
そしてそして、待ち時間もかかります。初日なんて4時間!もかかりました…。
患者の人数も多いし、日本でいう母子手帳のようなものが全て手書き。
しかも患者用と病院用と2冊を手書きするもんだから、時間は倍かかるし、ちっちゃな字でツラツラと綴ってあるので、とーーーっても読みづらくて解読不能なページもしばしば。
更に栄えある「ハイリスク」妊婦に指定された私を見られる助産師さんは限られているようで通常よりも待ち時間が長くなりがちでした。
一度なんて、1時間待ったあげく「今日は先生はあなたを診る必要ないから帰っていいよ」なんて言われたことも…。
そんなこんなですが、公営クリニックに通うメリットは…
★ランカウイで唯一と言っていい総合病院、ランカウイホスピタルとも連携がよくなる
★毎回の尿検査、毎月の血液検査と健康管理はしっかりしてくれているので安心。
★料金が一律で安い
デメリットは…
★待ち時間が長い
★看護師さん達の英語力がマチマチ。あんまりしゃべれない方もいる
★エコー診察は10カ月の妊娠期間を通して3回くらいしかしない
外国籍の方の中にはランカウイ自体の医療レベルに不安があり、お隣のペナンまで健診に行く方もいました。
確かに、「何か」あったらランカウイの医療レベルじゃ怖い…気がします。(個人的意見)
そんな「怖い」話もチラリと聞いたこともあるし、KLやペナンとの安心度は段違いな気がします。
安産であれば問題ないですが、私の場合は長男も長女もなにかしら、ちょこっとハプニングがあったので、ちゃんと納得のいく説明や処置を受けられた日本で出産して正解だと思っています。
もちろん、ランカウイで出産されている方もたーーくさんいます。
妊娠&出産に関しては、まさに十人十色。
正解はないんですけどね。
私は日本で出産して良かったです。
0才児を連れてランカウイへ
来月、長女の予防接種がある程度落ち着いてからランカウイへ戻ります。
今度は新たに4人家族でのランカウイ生活のスタートです。
私がパンクしないかが1番心配ですが…やっぱり家族みんなで一緒がいいので。
楽しみです♪