ここ最近、たまっていた記事をアップしています。今回はバリ島のうぶとにあるマヤ ウブド リゾート アンド スパ( Maya Ubud Resort and Spa)に泊まった時の記事です。
バリ島の静寂の日、ニュピ
バリ島はインドネシアの13,000以上の島の中で独自の宗教、バリ・ヒンドゥー教が根付いている珍しい土地です。ヒンドゥ教の国はたくさんありますが、インドともネパールとも違った独特のバリ・ヒンドゥー教です。
そのバリ・ヒンドゥー教の暦は2つありますが、その内のサカ歴のお正月にあたる日がニョピ。Nyepiと書いてニュピ、たまにニェピ、ニョピに近い発音をしている人もいます。(ちなみに、サカ歴は210日なので毎年ニュピの日が違います。)
詳しいバリ・ヒンドゥー教やニュピのことについて書くのは省略しますが、このニュピの日は旅行客も含め、外出禁止の日なんです。空港もこの日は閉鎖。飛行機は飛ばないので来ることも帰ることも出来ません。
バリ島在住者はこの日は外出もダメ、明かりを使ってもダメ、もちろん仕事もお休みなのでホテルに避難する人も多いんです。
私たちは長女がまた1歳になる前で小さかったので、去年はホテルに泊まることにしました。
ウブドの緑に囲まれた緑マヤ ウブド リゾート & スパ
マヤ ウブド リゾート アンド スパ( Maya Ubud Resort and Spa)はウブドのメインロードから細道を通り、セキュリティチェックを受けてからロビーまでも遠いです。どこまでがマヤウブドの敷地なのか分かりませんが、とても広大に感じます。日本庭園でいう借景をうまく取り入れている気がします。
静かでマイナスイオンがたっぷり。ニュピじゃなくてもここは静かで現実世界と離れている雰囲気です。
長男(5歳)がレストランのトイレの入り口でカブトムシを発見!
虫好き長男は大興奮していました。
スーペリアルーム
ヴィラ棟とビルディングタイプと分かれています。壁の一面だけ黄色をアクセントに使った清潔感のあるお部屋です。
ガーデンビューなので小さなベランダからも緑がいっぱい。向こうにはライステラスも見えました。
もちろん、バスタブ付き。
ホテル内で使えるバッグもありました。子連れだとプールに行くのも朝ごはんに行くのも何かと荷物があるので、とっても便利。
大人専用のプール
マヤウブドは2つのプールがあります。
子どもも遊べるプール。
ロビーからまっすくヴィラ棟を通り抜けていくと…
高台の下にひっそりと大人専用のプールとスパがあるクワイエットゾーン。
子どもたちは遊んでいたらもちろん、はしゃいでしまうし、それを注意しながら遊ぶのは大人も子どもも疲れるので、こういう風に分かれているのは意外と助かります。
ウブドと言えばヨガ、のイメージがありますが、無料のアクティビティもありますのでチェックインの際に確認してみてくださいね。
≫マヤ ウブド リゾート アンド スパ 詳細
ニュピで泊まった感想
ニュピはいつもの人も車もバイクもいっぱいで賑やかなバリ島が一転して静かになる日です。以前にニュピの日にレギャンに泊まりましたが、ビーチにもいつもは渋滞している道にも人っ子一人いない。そんなギャップが特別な日のようで気分もあがりました。
マヤウブドだと、なにせ広大な敷地。外の様子がさっぱりわかりません。静かだけど、きっとニュピだからではなく、普段の静寂と変わらない気がします。
なので、旅行でホテルでのんびりしたい!というならおすすめですが、ニュピの日にはなんだか特別感がなくて物足りなく感じました。
その経験も活かし、今年のニュピは初めて家で過ごしました。本当はいけないけれど、外に明かりが漏れないようにテレビの画面設定を暗くして、侍ジャパンを応援。
もちろん、部屋の電気は消してキャンドルのみ。慣れてくるとキャンドルの明かりですら明るすぎに感じるようになってきました。子ども達もなんだか楽しそうで静かに興奮していたし、夜空を見上げれば満点の星が見られたし、家ニュピもいいもんでした。
ニュピの前夜はオゴオゴと言って、日本のお神輿のようなものを担いであちこちを回るイベントもあります。最近は観光客に見せる、という要素も強くなってきていますが、本来はしっかりとしたバリ・ヒンドゥーの意味がある行事です。
旅行客の方の中にはニュピを避けて来る方も多かったのですが、最近はこのニュピもここバリ島でしか味わえない、ということであえて合わせて来る方もいるようです。
子連れ旅行だと大丈夫かな?と気になるかもしれませんが、ホテルに泊まってしまえば1日プールで遊んで過ごすことが出来るので、ただのビーチリゾートではない、「バリ島」だからこその体験ができるので、ニュピに合わせたバリ島旅行もいいかもしれませんね。